かねてより不調だったWindows10 がついに立ち上がらなくなり、回復もぜんぶ失敗したので諦めてクリーンインストールすることにしました。ほかのWindows環境があるならRufusでisoを焼けば一発みたいなんだけど、手元にMacしかない場合は微妙な状況となります。
ググるとFAT32でUSBメモリをフォーマットして、isoをddなどでコピーして、のような記事が出てきますが、現在Microsoftで公式に配布されているインストール用のisoには4GB超のファイル(install.wim)が含まれているため、今はこの手は使えません。
かといって、MacだとNTFSに書けないし、exFATにすると今度は大抵のマザーボードでブートできません。
例のinstall.wimを分割してFAT32のUSBメモリに入れればいけそうですが、やり方が悪いのか情報が古いのか、ブートしてセットアップ開始まではできても途中でエラーが出て止まったりで結局失敗しました。
最終的に以下の手順となりました。
- (Macで)FAT32でUSBメモリをフォーマット
- (Macで)UNetbootinを使って唐突にUbuntuのインストールisoイメージをUSBメモリに書き込みます。
- (以下、PCで)BIOSでSecure BootとFast Bootの無効化、CSMの有効化を設定し、USBメモリからブートします。
- 粛々とUbuntuをインストールします。
- UbuntuでMicrosoftからWindows 10のインストール用isoをダウンロードします。
- https://www.it-swarm-ja.tech/ja/usb/windows-10%E7%94%A8%E3%81%AE%E8%B5%B7%E5%8B%95%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AAusb/998274506/
この説明の通りMKUSBを使い、Windowsインストール用USBメモリを作成します(さっきのを使いまわしてよい)。WoeUSBは使えませんでした。 - このUSBメモリでブートし、セットアップを実行してUbuntuに感謝しつつ泣きながら上書きでWindows 10をクリーンインストールします。
とんでもなく回りくどいですが、要は、ブートに必要な部分はFAT32でインストーラ部分はNTFSであるUSBメモリが必要みたいです。
あと、DVD-Rに焼けば普通にブートできそうですが、7GB以上あるので2層式でないと全然足りません。
Ubuntuを踏み台にするのがどうしても嫌な人は、install.wimから必要なエディション分だけ抽出する方法もあるようなので頑張ってください。私はこれ以上頑張れませんでした。